リストラ

私が勤めていた会社は、IT企業としてそれなりの知名度もありたくさんのユーザーを抱えていました。

ずっと右肩上がりの成長を続け、会社の規模もかなり大きくなりました。しかしリーマンショックや競合企業の台頭などもあって、ついに利益が赤字に転じてしまったんです。

子会社の統廃合、パートナー社員の整理など、「リストラ」という行為が迫っていたのを感じていました。

しかし、しかしです。

10年以上も務め、うつ病で途中リタイアはしましたが、会社のために働き続けた私をリストラはしないだろうと、心のどこかで思っていました。

しかし、やっぱり予想通りの事態になりました。早期退職制度が発令されたんです。しかし安心できたのは、この早期退職制度は45歳以上の社員に限定されていたことです。よかった、私は対象外だ、と安心しました。

ところが、事態は急変しました。


副事業部長と部長に呼ばれ、早期退職をしないか、という打診があったんです。

最初は何を言っているのかよく理解できませんでした。

早期退職制度が発令されたのは知っていましたが、どうして私にそんなことを言うのか。
当然私はその理由を聞きました。

状況としては、私と同じようにうつ病で休職している方から、自分も早期退職制度の対象にしてほしいと要望があったのだそうです。

そこで、うつ病で休職している方、休職の過去がある方も早期退職制度の対象にすることに決まったのだそうです。しかしこのことは会社として公表はせずに個別に対応をすることになったのだそうです。

「うつ病だからですか?」私は聞きました。「うつ病は理由ではない」という答えでした。そうだ、とは言わないですよね。

うつ病というのは、まだまだ社会では通用しないんだな、と痛感した瞬間でした。

しかしこのうつ病社員への早期退職は、強制ではありません。あくまでも自己判断で会社に残ることもできました。

私はかなり悩みました。せっかく希望する仕事ができている。やる気にもなっている。このタイミングで会社を去るという選択肢は、どういうことになるのだろうか。

恐怖すら感じました。

しかし会社から三行半を突き付けられて、そうまでして赤字の会社にしがみつく理由があるだろうかという思いもありました。

そんなことを1ヶ月くらい悩みました。

結局私の出した結論は「退職」でした。

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コメント

  1. はじめまして より:

    はじめまして、家族が同病で、こちらの日記を読ませていただきました。
    大変な思いをされましたね・・・。
    お互い、無理せず日々を送れるとよいですね・・・。
    どうか、ゆっくりでも過ごしていけることを願っています。

    • admin より:

      ご家族がご病気をされましたか。
      私とは逆の立場ですね。

      ご家族の方はどうしたらいいものか悩むと思います。
      ご病気の方は、うまくは言えないのですが、そばにいて話を聞いてもらいたいものです。
      私はそうでした。

      気持ちが折れそうになる時があるとは思いますが、幸せな日々を願って。。。


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